表現の拡張展は、毎年1月に実施している上浦担当演習授業の成果展です。展示作品は、いずれも実験的アプローチを推奨する課題に応えるかたちで作られたものです。表現手段の拡張に貢献してもらうこと、あるいはそれを目指すことで実験的姿勢(=遊び心)を身に付けてもらうことを主な目的としています。また、専門分野を問わず取り組める課題設定にすることによって、異分野の学生同士が互いの発想の仕方や捉え方の違いを知り、視野を広げるきっかけとしてもらうことも目的としています。
大学院生対象課題:「黒一色の表現」
課題概要
黒に限定することで生じる視覚効果によって表現の開拓を試みる課題。視点を絞ることでこそ広がる表現の可能性に着目してもらう。専門分野を問わず取り組める課題設定にすることによって、異分野の学生同士が互いの発想の仕方や捉え方の違いを知り、視野を広げるきっかけとしてもらうことも目的としている。
課題概要
黒に限定することで生じる視覚効果によって表現の開拓を試みる課題。視点を絞ることでこそ広がる表現の可能性に着目してもらう。専門分野を問わず取り組める課題設定にすることによって、異分野の学生同士が互いの発想の仕方や捉え方の違いを知り、視野を広げるきっかけとしてもらうことも目的としている。
課題条件
・平面・立体いずれも可。描く、貼る、並べるなど技法も自由。
・黒の客観的指標は設けないが、大多数の人が黒色として認識できる範囲に収めること。
・暗い黒から明るい黒までのわずかな幅で表現するのも可。光沢やテクスチャも活用可。
・「白い画面に黒で描き、余白は白」は不可。作品全体をくまなく黒で覆うこと。ただし、設営のための金具や水糸、額や台座、モニタ、説明文など、作品のメインビジュアルでない部分に関しては黒でなくても可。
・平面の場合、作品自体の占有幅は150cmまで(高さは地面から天井まで自由)。
・立体の場合、サイズは特に制限なし。危険なく設置可能な形式にすること。
・素材は自由。ホームセンターやハンズなどの加工サービスも自由に活用してよい。
・平面・立体いずれも可。描く、貼る、並べるなど技法も自由。
・黒の客観的指標は設けないが、大多数の人が黒色として認識できる範囲に収めること。
・暗い黒から明るい黒までのわずかな幅で表現するのも可。光沢やテクスチャも活用可。
・「白い画面に黒で描き、余白は白」は不可。作品全体をくまなく黒で覆うこと。ただし、設営のための金具や水糸、額や台座、モニタ、説明文など、作品のメインビジュアルでない部分に関しては黒でなくても可。
・平面の場合、作品自体の占有幅は150cmまで(高さは地面から天井まで自由)。
・立体の場合、サイズは特に制限なし。危険なく設置可能な形式にすること。
・素材は自由。ホームセンターやハンズなどの加工サービスも自由に活用してよい。
学群3年生対象課題:「伸縮による表現」
課題概要
表現の可能性を広げるためには、素材の特性に注目することも重要である。一般に表現が特定の内容を伝達するために行われる場合、その内容から逆算して素材や技法を選択する。一方、逆算ではなく加算により表現を開拓する方向性もありうる。この課題では、自ら手を動かして素材の新しい表情(=新しい選択肢)を引き出そうとする過程で、実験的姿勢を養うことを目的としている。
課題条件
・伸縮性のある素材にテンションをかけることで生まれる表情を活用すること。
・壁面展示、吊り下げ式展示は不可。単体で自立する表現を考えること。サイズは特に制限なし。危険なく設置可能な形式にすること。
・素材は自由。面材ではなく紐状の素材などを活用しても良い。なお、一般に伸縮性素材と呼ばれていない素材であっても、素材そのものに僅かでも伸縮性があるなら活用可。
・ホームセンターやハンズなどの加工サービスも自由に活用可。
課題概要
表現の可能性を広げるためには、素材の特性に注目することも重要である。一般に表現が特定の内容を伝達するために行われる場合、その内容から逆算して素材や技法を選択する。一方、逆算ではなく加算により表現を開拓する方向性もありうる。この課題では、自ら手を動かして素材の新しい表情(=新しい選択肢)を引き出そうとする過程で、実験的姿勢を養うことを目的としている。
課題条件
・伸縮性のある素材にテンションをかけることで生まれる表情を活用すること。
・壁面展示、吊り下げ式展示は不可。単体で自立する表現を考えること。サイズは特に制限なし。危険なく設置可能な形式にすること。
・素材は自由。面材ではなく紐状の素材などを活用しても良い。なお、一般に伸縮性素材と呼ばれていない素材であっても、素材そのものに僅かでも伸縮性があるなら活用可。
・ホームセンターやハンズなどの加工サービスも自由に活用可。
その他、授業課題以外の展示作品