大久保智子 (博士前期1年)「geometric net」 紙箱、ラッカー サイズ可変 ※都合により展覧会には出品できなかったため、別途撮影して追加掲載。
紙箱を展開し、組み立てた時に外側になる方の面にグレー(または赤)のラッカーを吹き付け、これを箱状に組み立てて全方位から白のラッカーを吹き付ける。再度平面状に広げると、白のラッカーが届かなかった部分にグレー(または赤)が残り、展開図を2色で塗り分けた構成が得られる。
箱の展開図の多様性と美しさを生かしつつ、これを一定のルールで2つの領域に分割したものを並べて展示することにより、統一感を保ちつつメリハリのある色面のリズムを生み出した。組み立てられた箱のどの部分が外部に露出しないのか一目で分かる点も興味深い。